【XYシングル】アグノム始動壁構築

あの素晴らしい壁構築をもう一度。

 

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6世代になって積み全抜きがしにくくなったこともあり、従来の壁構築の様な壁を盾に無理矢理積んで全抜きを目指すのではなく、元々打ち合いに強いポケモンを並べ、壁下で殴り合いを制していく方針で構築を考えた。

この構築の真新しい要素は、アグノムというポケモンと壁+弱点保険のギミック、壁下の身代わりガルーラです。

 

◇PT概要

アグノム@光の粘土

151(4)-x-117(212)-152(52)-91(4)-181(236)

リフレクター/光の壁/サイコショック/挑発



ガルーラ@ナイト
陽気AS

恩返し/地震/冷凍パンチ/身代わり


マリルリ@オボンの実
意地AS

アクアジェット/じゃれつく/馬鹿力/腹太鼓


バンギラス@ナイト
陽気AS

ストーンエッジ/地震/身代わり/竜の舞


ファイアロー@鋭い嘴
意地HAS

ブレイブバード/剣の舞/鬼火/羽休め


ギルガルド
冷静HC

シャドーボール/ラスターカノン/影うち/キングシールド


◇個別解説

 配分は耐久が意地っ張りファイアローの鉢巻ブレイブバード確定耐え、CがH4振りメガゲンがーをサイコショックで確定1発、Sが最速メガルカリオ抜きを意識している。

ライコウラティとは違い相手の初手ガブリアスゲンガーに対して強気に出られるアグノムに注目。
サイコショックなのはメガゲンガーボルトロスと対面した際の打ち合いに勝つため。
挑発は相手の展開阻止とアグノム自身に決定力がないため起点にされるのを防いだり、裏で積む際に電磁波を入れられるといった事故を防止したりするために採用。

 

壁下で殴り合いをさせたらこいつの右に出るものはいない。
守るやシールドで様子見あるいは壁ターン消費をしてくるバシャーモギルガルドという小賢しい輩はあまり意識されていない身代わりからの地震で奈落の底に突き落とす。

冷凍パンチの枠は最初は岩雪崩を入れていたが、ガブリアスランドロスを迅速に処理したい場面が多かったので変更した。
基本的にはアグノム+ガルーラから選出を考えていきたい。

 


初手アグノムで壁を貼れないスカーフトノ入りや相手の壁バシャガルーラ展開を殺害していくマリルリが自然に構築に入ってくる。

単純に壁下で殴り合っているだけでも強い。
滝登りが欲しくなる場面があまり無かったので、ガルーラポリ2ナットレイパルシェンに対して強気に出ることができる馬鹿力を入れた。
この構築で辛いバシャーモスイクングライオン辺りをこいつが起点にできる。

 

ざっと思いつく中でゲンガークレセリアポリ2などが入った構築で、ガルーラ+αでは突破が難しいと感じた際に選出するメガシンカ枠。
1舞でメガゲンガーを抜けるように配分は陽気AS。
技構成はクレセクチートやサンダーバシャーモの様な並びを意識して攻撃技をエッジ+地震にし、身代わりを採用した。
噛み砕くがない故に、浮いている相手に対して命中不安定なストーンエッジを選択しなければいけない場面が多いのが使っていて気になった。

 

メガバンギラスファイアローの並びについては他のブログで何度も解説されているために省略。
挑発が欲しくなる場面も多いが、鬼火からの展開が強いので切ることができない。

 

物理偏重な並びの構築で、特殊技で殴れるポケモンが欲しいと思い探していたところこいつに行きついた。
持ち物は壁下においてこそ真価を発揮する弱点保険。
このアイテムは対面で勝てる相手を増やすため、加えてその後の抜き性能を高めるために採用するのであってラムの実のような後ろ向きの理由での採用ではない。
ゲンガーナンスポリ2の並びを崩壊させることが出来るというのも採用に至った理由である。
今までバトンバシャーモ以外の構築ではあまり注目されていなかったが、壁構築における弱点保険という持ち物には大きな可能性を感じたので、もう少し色々考察してみたいと思っている。